エビネ、リカステの葉は・・・なぜ薄く幅広いのか・・・・???
 こういう葉は、多くの場合陰葉である。
 光の弱い林床の自生する植物に多い。
 太陽光発電のパネルと同じ理屈。
 葉の面積を大きくすることで光合成能力をカバーしている。
 このようなランは、なぜ樹陰を選んで生息するかといえば、
 樹木は強風を遮断して防風してくれるからである。
 こんな葉が、カトレアのようなエリアに生息すれば、
 一度の強風で澱粉工場の葉を全て失うことになる。


 こういう葉は、強光、紫外線、、高温、乾燥を防ぐクチクラ層の発達が弱い。
 こういう場所に置けば、直ぐに夏負けを起こす!
 一度弱った葉はほとんど元気をとりもどすことは出来ない。
 新しい葉が発生しないので挽回するチャンスはない。

 こんな葉に肥料を与えれば・・・回復するどころか、
 ナンプ病が蹂躙することになる!

 
 こういうランは、最もラン菌との共生を必要とする。
 ラン菌の棲息しない用土で栽培した結果、
 エビネの名品は次々に絶種していった!


 リカステも一度衰弱した株が容易に回復しないのは、
 次々に葉を分化しないランだからである。
 キウリ、トマトのように、朝、新しい葉の診断で、
 健康状態を見ることが出来ない。
 異状に気が付いた時は、後の祭りである!
 一年を棒にふる!
 こういう植物は、敏感な感性の持ち主が上手に作れる。
 感性の鈍い人では・・・ほとんど手遅れになることが多い。

 SUGOI-ne栽培では、この感性の鈍感さを、ラン菌がカバーしてくれるから、
 どうにか作れるようになる。

 マニュアル通り栽培すれば・・・の話である。

 パフィオは夏負けしやすい!
 ラン菌の生きていない水ゴケ、その他の用土では、
 夏バテが・・・バルブを持たないためもろに葉肉の薄さに現れ、
 ピンと立たなくなる!
 肥料をやれば・・・特にヘナヘナの葉になり、ウサギの耳みたいな葉になる。
 こういう株を元気にしたいと思い9月に肥料をやれば、
 今度は激しくナンプ病におかされる!
 夏越しの為の澱粉、糖不足が原因である。
 光合成が衰えた夏、呼吸作用でより多くのエネルギーを使うから、
 ダブルパンチである。
 ならば・・・ラン菌の力を借りて、ラン菌が集める糖を頂戴するのが
 一番である。
 SUGOI-ne栽培は、夏場の糖、エネギー調達できる用土だから、
 45度の角度にピンピンと立つ!


 この角度なら、天から降るスコールを受け取ることが出来る葉である。
 ランの葉は、雨を受け取る役割を担っている。
 ダラリと垂れるような葉では問題外。使いものにならない。

 SUGOI-neのすごさをシャクナゲで見てみよう。
 シャクナゲは夏の弱い。
 猛暑と乾燥が続けば、葉を丸め、葉をダラリと下げる。
 このシャクナゲはSUGOI-ne2号ゴールド単用である。
 この45度の角度でピンと立つ姿は美しい。
 元気な姿は美しいのである。
 昨年開いた葉が、夏にばてなかった。
 SUGOI-neである。

 植物には栄養成長期に次々に葉を分化するものと、
 エビネ、リカステ、セロジネ、カトレア・・・クマガイソウ、シャクナゲ・・・
 のように、春から初夏に一度に葉を展開させた後は秋までに
 葉の枚数を増加させないものがある。
 
こういう植物は、この限られた葉で光合成を行なわなければならない。
 夏負けした場合、翌年の生育は、この時点で決まってしまう!
 翌年の出来は前年の夏で決まってしまう!
 そのとしの頑張りは翌年、翌々年に現れる。
 ラン栽培は3年後に希望を託して日々の努力である。

 SUGOI-neの本当の成果は3年後に現れる!
 果樹もそうであるが・・・・。
猛暑で夏負け!
この夏負けは葉の角度に目に見えた姿で現れる!
夏ばて・・・すればピンと立たない!
男もランも、植物も同じ。
ダラリと垂れた姿を・・・女はSUGOI-neとは言わない!

なぜSUGOI-neと命名したか。
それは夏に光合成が衰え澱粉が充分で無くなる時に、
ラン菌が枯れ落ち葉由来の糖をランに供給して、葉がピンと立つからである!
これをみれば・・・SUGOI-neといいたくなるというものである!
葉を45℃に立たせる!
        SUGOI-ne・・・・!


   元気は人間もランも同じである
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